海洋エネルギー・海水資源シンポジウム 2025(OER2025)

第22回　海洋エネルギー・海水資源シンポジウム2025　[OER2025] (報告)

海洋エネルギー研究所は、去る2025年9月11日に第22回海洋エネルギー・海水資源シンポジウム（OER2025）を佐賀大学理工学部 8号館5階国際環境科学セミナー室で開催しました。
本年は、Webオンライン会議を併用して実施しました。
シンポジウムでは、2件の基調講演、10件の招待講演が行われました。
参加者は82名（学内39名、学外43名）でした。

今年度は、米山　治男氏（国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所港湾空港技術研究所）と織田　洋一氏（長崎大学）に基調講演を依頼しました。米山　治男氏から「海洋エネルギー発電に関する港湾空港技術研究所の取り組み」の題目で、港空研における洋上風力関連研究の取り組みおよび波力発電に関する技術開発について説明されました。
続いて織田　洋一氏から「浮体式洋上風力発電に関する世界の状況と日本の課題」の題目で、日本と世界の洋上風力発電の導入、浮体式洋上風力の開発動向、浮体式洋上風力の産業化等について説明されました。

日時：2025年9月11日（木） 10:00～17:00

会場：佐賀大学佐賀大学理工学部 8号館5階国際環境科学セミナー室 [現地+Webオンライン(Zoom)のハイブリッド形式]

日　　時：	2025年9月11日（木）10:00～17:00
会　　場：	佐賀大学理工学部 8号館5階国際環境科学セミナー室 (507・508) [会場とWeb会議オンラインの併用開催の予定]
地　　図：	キャンパスマップ (31番の建物)
発表申込：	申込受付終了しました
発表件数：	10件
参加費　：	無料
備　　考：	・シンポジウムの終了後、佐賀市内で情報交換会を開催いたします。詳細は以下のとおりです。（お申込みは締め切りました）・シンポジウムの翌日には、同会場で令和7年度共同利用・共同研究成果発表会も開催します。併せてご参加ください。

プログラム：

司会	吉田茂雄　副所長
10:00-10:05	開会挨拶　池上康之所長

	基調講演
10:05-11:05（60分）	①海洋エネルギー発電に関する港湾空港技術研究所の取り組み　米山治男氏（国立研究開発法人　海上・港湾・航空技術研究所　港湾空港技術研究所）
11:05-12:05（60分）	②浮体式洋上風力発電に関する世界の状況と日本の課題　織田洋一氏（長崎大学）
12:05-13:15	昼食

司会	有馬博史　准教授
	招待講演
13:15-13:35（20分）	①海洋深層水に潜む次世代創薬シーズ：放線菌の疾患別スクリーニングによる機能性評価　今田千秋氏（東京大学・佐賀大学）
13:35-13:55（20分）	②海洋深層水のカスケード利用に関する研究（アルミナ微粒子径が冷房システムの伝熱特性に及ぼす影響）　松田昇一氏（琉球大学）
13:55-14:15（20分）	③波力発電用ウェルズタービンの特性について　鈴木正己氏（琉球大学）
14:15-14:35（20分）	④粒子法を用いた振動水柱型波力発電装置の水柱固有周期推定に関する基礎的研究　笹原裕太郎氏（東京海洋大学）
14:35-14:55（20分）	⑤Analysis of dynamic response and environmental load impacts during towing of semi-submersible 　wind turbines 　Jianan Wu（大連理工大学）
14:55-15:15	休憩
司会	鶴若菜　准教授
15:15-15:35（20分）	⑥国内初となる商用規模1,100KW潮流発電実証事業の進捗と展望　古江敏彦氏（九電みらいエナジー株式会社）
15:35-15:55（20分）	⑦潮流タービンのウエイク評価と最適配列配置手法による商用化検討　平安山勝弘氏（九電みらいエナジー株式会社）
15:55-16:15（20分）	⑧垂直軸潮流タービンを用いたスマートブイの開発　南倫太郎氏（長崎大学）
16:15-16:35（20分）	⑨潮流MHD発電機の出力特性　高木智士氏（長崎総合科学大学）
16:35-16:55（20分）	⑩中学校における海洋エネルギー学習を取り入れたカードゲーム開発と授業実践　小熊良一氏（群馬大学）
16:55-17:00	閉会挨拶　今井康貴副所長