IOES施設紹介 (久米島サテライト) 施設紹介 (久米島サテライト) (左) 沖縄県海洋温度差発電実証試験設備 (久米島OTEC) (右) 久米島サテライト 久米島サテライト 隣接の沖縄県海洋深層水研究所 佐賀大学海洋エネルギー研究所は沖縄県久米島町の沖縄県海洋深層水研究所敷地内に、「久米島サテライト」を開設し、2014年10月29日に開所式を行いました。 久米島サテライトを拠点に、OTECの複合利用で核となる海水淡水化の研究を中心に研究を進めていく予定です。また、敷地をご提供いただいた沖縄県海洋深層水研究所や隣接の沖縄県海洋温度差発電実証試験設備(2013年開設)との連携を図りつつ海洋温度差発電の複合利用の実用化に向けた研究を行います。研究者は、久米島サテライトに隣接する沖縄県海洋深層水研究所の施設に在席し、研究を行っております。 ▶交通アクセス 実験装置一覧 小型スプレーフラッシュ蒸発式淡水化装置 沖縄県OTEC実証プラントで使用した表層水と深層水を熱源として利用し、小型の蒸発式海水淡水化装置を用いて実験を行っています。 水素製造装置 淡水化装置で製造された蒸留水を用いて水の電気分解による水素製造を行います。また、装置には燃料電池もあり、製造した水素をも用いて発電も行えます。 プレート式熱交換器の耐海水材料に関する実験 久米島サテライトでは実際に取水している表層海水および海洋深層水が使用できます。それらの海水を利用して、OTECや海水淡水化装置で使用する熱交換器の材料に関する実験を行っています。実験では異なる熱交換器材料を用いて熱交換器の伝熱性能評価や腐食に関する評価を進めています。