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COP30で海洋温度差発電と関連技術について講演 (2025/11/14)

― 海洋再生可能エネルギーの研究成果を世界に向け発信 ―

【概要】
2025年11月14日、佐賀大学海洋エネルギー研究所池上康之所長は、ブラジル政府からの招待により、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)第30回締約国会議(COP30)において、海洋温度差発電技術と発電後の海洋深層水利用技術に関する研究成果について講演を行います。
COP30は2025年11月10日から11月21日にかけてブラジル・ベレンにて開催されますが、ブラジル科学技術イノベーション省(MCTI)の主要研究機関であるパラエンセ・エミリオ・ゴエルディ博物館(Museu Paraense Emílio Goeldi)にて、「Casa da Ciência(科学パビリオン)」と題した専用スペースが開設されます。ここで気候変動とその影響に関する多様な分野の専門家との学際的な会議が持たれ、「エネルギー転換:海洋再生可能エネルギー」のセッションの中で、本学の海洋温度差発電と関連技術の研究成果として、SATREPS事業、久米島モデル、本学の「知の世界展開」等を紹介するものです。

 

 

<用語解説>
*1 SATREPS事業
地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)は地球規模課題を対象とした国際共同研究を推進する日本政府のプログラムです。このプログラムは、科学技術振興機構(JST)と国際協力機構(JICA)の2つの日本政府機関の協力によって実施されているもので、本学は『マレーシアにおける革新的な海洋温度差発電(OTEC)の開発による低炭素社会のための持続可能なエネルギーシステムの構築』に関し、国内の研究機関とマレーシアの複数の大学にて共同研究を実施したものです。

*2 久米島モデル
海洋温度差発電と発電後の海洋深層水を魚介類の養殖や化粧品利用等に産業利用するもので、発電と産業利用をセットにした久米島での地域振興に関する取組みを指すものです。

 

【本件に関する問い合わせ先】
佐賀大学海洋エネルギー研究所 伊万里サテライト 堀
Tel:0955-20-2190 Fax:0955-20-2191
E-mailアドレス:press[@]ioes.saga-u.ac.jp
https://www.ioes.saga-u.ac.jp/jp/