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「国際海洋資源・エネルギー利活用推進コンソーシアム」設立 (2014.7.21)

佐賀大学などを核とした「国際海洋資源・エネルギー利活用推進コンソーシアム」設立

 

日時: 平成26年7月21日
会場: 沖縄県久米島町

 7月21日(月)、沖縄県久米島町で「国際海洋資源・エネルギー利活用推進コンソーシアム」の設立総会が開催され、佐賀大学からは中島晃副学長、池上康之海洋エネルギー研究センター教授が参加しました。

 このコンソーシアムは、久米島町・沖縄県・国の機関、佐賀大学・琉球大学・東京大学・沖縄科学技術大学院大学及び民間企業・団体がスクラムを組むことにより1MW級の海洋温度差発電と海洋深層水の総合的利用を組み合わせた「久米島モデル」を提唱していくことを目的とするものです。

 設立総会には、佐賀大学の他、大田治雄久米島町長、清浦隆文部科学省研究開発局海洋地球課長、琉球大学、沖縄科学技術大学院大学、東京大学、沖縄県、沖縄県産業振興公社、久米島海洋深層水協議会等の関係者を中心に約60名が参加し、「久米島モデル」への期待の高さがうかがえました。

 大田久米島町長からは、「このコンソーシアムを基盤として海洋温度差発電、海洋深層水を中心に研究開発を進め、久米島のみならず沖縄や島国日本さらに「食糧・水・エネルギーの自給率向上」の課題を抱える世界の熱帯・亜熱帯島嶼及び沿岸地域の国々の発展にも貢献していきたい。」との挨拶がありました。

 佐賀大学はこれまで、共同利用・共同研究拠点佐賀大学海洋エネルギー研究センターを中心に海洋温度差発電の研究開発を世界的にリードしてきましたが、平成24年度から稼働を始めた久米島海洋温度差発電実証プラント(50KW)では、その理論的、技術的中心として貢献してきており、会場では、久米島町、沖縄県さらに国や民間企業の出席者から高い期待が寄せられました。

 今年度中に「佐賀大学海洋エネルギー研究センター久米島サテライト」が、この実証プラントに隣接して設置され、海水の淡水化に関する研究等を通して「久米島モデル」をさらに推進する予定です。

 

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総会参加者 挨拶をする大田久米島町長