国際交流
国際交流及び国際的情報発信基地としての役割
地球規模でのエネルギー問題と環境問題が顕在化するなか、環境にやさしいエネルギー開発が望まれている。これに対して、アジア各国を中心に海洋温度差の実用化の動きが活発になってきている。インド、スリランカ、韓国、台湾、フィリピンなどから当施設との共同研究及び研究支援の問い合わせが増えてきている。特に、システム設計及び研究手法に関する問い合わせが多い。
なかでも、インドでは、政府による1000kWの海洋温度差発電の建設計画があり、佐賀大学にシステムの設計協力依頼があった。
1997年5月、シンガポールでの国際海洋温度差発電会議において、1999年は佐賀大学で開催することが決定した。また、佐賀大学が中心として、世界の海洋温度差発電の研究者による研究ネットワークの構築の準備を進めることになった。
（補足）国際海洋温度差発電会議 (IOA)
本会議は、国際海洋温度差及び深層海水利用学会主催（International OTEC/DOWA Association, 通称IOA）である。IOAの本部は、台湾にあり、1989年に設立され、現在の登録会員は648名である。海洋温度差発電に関する世界最大の学会であ る。この国際会議は、2年に一度IOA主催で開催される。佐賀大学は1999年10月29日～11月2日に伊万里市でこの会議を開催した。
学術国際交流協定
| 締結年月 | 相手国 | 機関名 | 協定名 | 分野 |
| 2018年3月 | フランス | レユニオン大学 PIMENT研究所 |
AGREEMENT FOR COOPERATION ON EDUCATION AND RESEARCH OF OTEC BETWEEN PIMENT LABORATORY, UNIVERSITY OF REUNION ISLAND and INSTITUTE OF OCEAN ENERGY, SAGA UNIVERSITY (“IOES”) HEREINAFTER COLLECTIVELY REFERRED TO AS THE “INSTITUTIONS” （レユニオン大学 PIMENT研究所と佐賀大学 海洋エネルギー研究センターとのOTECの教育・研究の協力協定） |
流体工学、熱工学およびその関連分野熱工学関連伝熱 |
| 2017年2月 | オランダ | デルフト工科大学、 ブルーライズ社、 株式会社ゼネシス |
Agreement for Cooperation on Education and Research of OTEC between Ocean Energy Platform,Delft Energy Initiative DELFT University of Technology, BLUERISE, XENESYS and Institute of Ocean Energy, Saga University (IOES), （デルフト工科大学海洋エネルギープラットホーム（オランダ）、ブルーライズ社（オランダ）、株式会社ゼネシス（東京）と佐賀大学 海洋エネルギー研究センターとの教育および研究の協力協定） |
流体工学、熱工学およびその関連分野熱工学関連伝熱 |
| 2015年8月 | アメリカ | ハワイ州立自然エネルギー研究所 （NELHA）、 マカイ・海洋エンジニアリング（MAKAI） |
NELHA, MAKAI, and OTEC-JC positively consider proceeding with the design, development, and construction of the JUOP collaboratively; and,NELHA, MAKAI, and OTEC-JC each make their best effort to attract financial support to realize and proceed with the NELHA、MAKAI、OTEC-JC （ハワイ州立自然エネルギー研究所 （NELHA）、マカイ・海洋エンジニアリング（MAKAI）、OTEC-JC（民間４社および佐賀大学海洋エネルギー研究センター）、JUOP（1MWOTEC 試験プラント日米OTEC）プロジェクトの設計、開発、および建設に関する協力協定 |
流体工学、熱工学およびその関連分野熱工学関連伝熱 |
| 2015年1月 | 中国 | 大連理工大学 海洋科学技術学院 |
Agreement for Cooperation on Education and Research between School of Ocean Science & Technology Dalian University of Technology, P. R. China and Institute of Ocean Energy, Saga University (IOES) （大連理工大学 海洋科学技術学院(学科)と佐賀大学 海洋エネルギー研究センターとの教育および研究の協力協定） |
流体工学、熱工学およびその関連分野熱工学関連伝熱・熱工学 |
| 2009年9月 | 韓国 | 海洋大学海洋エネルギー人的資源開発センター | Agreement for Cooperation on Education and Research between Human Resources Development Center for Ocean Energy, Korea Maritime University and Institute of Ocean Energy, Saga University (韓国、海洋大学 海洋エネルギー人的資源開発センターと佐賀大学 海洋エネルギー研究センターとの教育・研究協力協定) |
航空宇宙工学、船舶海洋工学およびその関連分野船舶海洋工学関連海洋開発工学 |
| 2004年9月 | 韓国 | 釜慶大学 先進的親和環境エネルギーセンター |
Memorandum of Agreement on Academic Cooperation and Exchange Between Institute of Ocean Energy(IOES), Saga University, Japan and Regional Research Center for Advanced Environmentally Friendly Energy Systems(CAEFES), Pukyong National University, Korea （日本国佐賀大学海洋エネルギー研究センターと韓国、釜慶大学 先進的親和環境エネルギーセンターと研究協力協定） |
流体工学、熱工学およびその関連分野熱工学関連伝熱 |